第39回浜松コンファレンス2022

2022年11月3日に「第39回浜松コンファレンス」を開催いたしました。
当日の模様を動画にまとめましたので、ぜひご覧ください。

理事長挨拶

開催のご挨拶

公益財団法人 光科学技術研究振興財団 理事長
浜松ホトニクス株式会社 代表取締役社長
晝馬 明

当財団理事長の晝馬明より、当財団の最新の活動状況についてご案内いたします。

音楽演奏

※音楽の配信はございません。

ヴァイオリン×ピアノ デュオコンサート

難関で知られるハノーファー国際ヴァイオリン・コンクールで第2位を獲得し、実力派ヴァイオリニストとして注目されている南紫音氏と、幼少期より数多くのコンクールで栄誉に輝き、国内外で幅広い音楽活動を行っているピアニスト沼沢淑音氏がデュオを結成。ピアノとヴァイオリンが紡ぐ、美しいアンサンブルをお届けしました。
 

演目

クライスラー:プレリュードとアレグロ
パガニーニ:カンタービレ
クライスラー:美しきロスマリン
ブラームス:ヴァイオリンソナタ3番
 

プロフィール

南 紫音(ヴァイオリン)
3歳よりヴァイオリンを始める。第13回アルベルト・クルチ国際ヴァイオリン・コンクールに15歳で優勝。ヨーロッパを拠点に数々の栄誉に輝く。国内主要オーケストラを始め、国際的な楽団と多く共演しており、日本ツアーも好評を博している。現在はドイツ在住。

沼沢 淑音(ピアノ)
桐朋学園大学ソリスト・ディプロマを経て公益財団法人ロームミュージックフンデーションの奨学生としてモスクワ音楽院を卒業。ポッツォーリ国際ピアノコンテスト優勝など多くの栄冠に輝く。室内楽にも積極的に取り組み、共演多数。2017年より桐朋学園非常勤講師。

講演

「睡眠の謎に挑む」──『眠気』の実体を求めて──

筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 機構長
柳沢 正史

私たち人類が、その生涯の1/3を費やす睡眠。健やかな睡眠は私たちの健康や生産性の維持に欠かせません。しかしその一方、最先端の睡眠科学でさえ、「なぜ神経系を持つすべての動物は眠るのか」「そもそも『眠気』の実体は何なのか」といった、根本的で身近な疑問を解明できていないといいます。この謎に挑む最新の研究成果と探索的アプローチを紹介します。
 

プロフィール

1988年筑波大学大学院医学研究科博士課程修了。1991年に渡米し、テキサス大サウスウェスタン医学センターとハワードヒューズ医学研究所にて、24年にわたって研究室を主宰。1998年にそれまで知られていなかった神経伝達物質「オレキシン」を発見し、謎の疾患だった覚醒障害「ナルコレプシー」の病態解明への扉を開いた。